日本文学を学ぶ

中世文学を学ぶ① 
~和歌から連歌、深まる歌論~

中世文学の時代背景 源頼朝が鎌倉幕府を打ち立てた12世紀末から、1603年(慶長8年)の江戸幕府成立までの時代を、文学史の区分で「中世」といいます。 不安定な政治体制と繰り返される戦乱により、「下剋上」の風潮が広まっていくなか...
日本文学を学ぶ

中古文学の流れを学ぶ④ 
~日記文学と『枕草子』、説話~

日記文学の誕生と発展 日記とは、本来男性の官人が漢文で書く日々の出来事の記録でした。 しかし、10世紀前半、紀貫之きのつらゆきはあくまでも女性であるという態で、仮名文字で船旅を記録した『土佐日記とさにっき』を残しました。 ...
日本文学を学ぶ

中古文学の流れを学ぶ③ 
~歌物語と歴史物語、軍記物語~

歌物語の発展 歌物語とは、和歌にまつわる説話を集めたもので、語り継がれてきた歌語りをもとにして成立したとされています。 10世紀初めの『伊勢物語いせものがたり』は歌物語の代表的な作品です。 在原業平ありわらのなりひらをモ...
日本文学を学ぶ

中古文学の流れを学ぶ② 
~歌謡と作り物語、源氏物語の誕生~

歌い継がれる歌謡 上代から伝えられてきた歌謡かようは、平安時代に入ると、宮廷での儀礼や宴席、神事などに取り入れられていきます。 9世紀から10世紀にかけては、「催馬楽さいばら」という形式の歌謡が流行しました。 そのほかに...
日本文学を学ぶ

中古文学の流れを学ぶ① 
~漢詩文と和歌の隆盛~

中古文学の時代背景 桓武天皇が平安京に遷都した794年(延暦3年)から、鎌倉幕府が成立した12世紀末までの時代(平安時代)を、文学史の区分で「中古ちゅうこ」と呼びます。 『桓武天皇像』(延暦寺 蔵) 貴族政治の時代だった...
日本文学を学ぶ

上代文学の流れを学ぶ② 
~漢詩文、史書、地誌~

漢詩文の流行 中国の隋・唐の文化が日本にもたらされた結果、日本の貴族階級の間で漢詩文を作ることが流行しました。 当時の日本は唐に倣った律令国家体制を目指しており、漢語での作文が官吏の試験の1つとされたため、その教養が貴族・知識...
日本文学を学ぶ

上代文学の流れを学ぶ① 
~口承文学から和歌へ~

上代文学の時代背景 794年(延暦3年)に平安京への遷都が行われるまでの時代を、文学史の区分で「上代じょうだい」と呼びます。 まだ文字のなかった時代に口伝えで広がっていった神話や歌謡が、日本文学の起源だと考えられます。 ...
タイトルとURLをコピーしました